水産物「国産優先」明記、五輪調達委WGが基準修正案

2016年11月2日

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の持続可能な調達ワーキンググループ(WG)の第10回会合が10月31日、都内で開かれ、水産物の調達基準の検討や労働関係とサプライチェーンのヒアリングなどを行った。調達基準の検討では、第8回WGで提示されたたたき台を基に、委員らからの意見などを反映した修正案が示され、国産水産物を「優先的に選択する」提案が付け加えられた。

 対象商品については、生鮮食品および水産物を使った加工食品とし、生鮮商品は調達基準を満たすもの、加工食品は主要原材料が基準を満たすものを優先的に調達することに努めるとしている。

 また調達は①漁獲または生産が漁業関連法令などに照らして適切に行われている②天然水産物は科学的な情報を踏まえ計画的に水産資源の管理が行われ、生態系の保全に配慮した漁業での漁獲②養殖水産物は科学的な情報を踏まえ計画的な漁場環境の維持・改善で生態系の保全に配慮し、食材の安全を確保するための適切な措置を講じている③作業者の労働安全確保のため、漁獲または生産にあたり関係法令などに照らした適切な措置を講じていること-とした。

 組織委の日比野祐亮持続可能性事業課長は、4項目に一致しなくても、「持続可能性に関与したものもできるだけ採用していく」と、「認証ありきではない」との認識も示した。[....]