水中ドローンリアルタイム配信成功、スカパーJSAT

2016年10月27日

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17、18日に伊豆半島沖で実証試験を行った(中央が水中ドローン)

 衛星通信大手のスカパーJSATは、つくば大学発のベンチャー企業(株)空間知能化研究所との連携で「水中ドローン」を使った海中撮影と、衛星を経由した映像のリアルタイム配信に成功した。小型で軽量の同機は養殖場や定置網ほか、水面下で見たい箇所へ気軽に仕向けやすく、撮影した映像は複数の場所・複数の目で同時に確認できる。来春からサービス開始を予定するが、同社はイケス内の魚体数確認や魚体重測定、海中構造物の3次元モデル化への発展も検討しているという。

 実証実験に使われた「水中ドローン」は、空間知能化研究所が作成した。遠隔操作水中探査機(ROV)同様に、人間が船上から操作する。船外機船でも手軽に運搬でき、上下架にクレーンも要しない大きさ。静水域での移送速度は最大2ノット、上下左右360度方向にカメラを向けることができる。

 機体は海上の船と光ファイバーケーブルで接続し、制御信号を発信して操縦する。撮影した映像も船、スカパーJSATが所有する衛星IP通信回線を経由して、陸上のデータセンターへと伝送、世界のどこからでも端末を介して確認できる。データのクラウド保存も実証した。サービス開始は来春の予定で、養殖場やダム、機器で異なるが価格は400万~700万円を想定する。[....]