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気仙沼サメ革製品の魅力発信、ムラタが専用加工場

2016年8月22日

サメ革製品各種。左が新品。使い込むと色や噛み痕も魅力になる

 サメ加工の(株)ムラタ(村田真社長)は、同社敷地内にサメ皮革専用の加工場を新設した。気仙沼に揚がる原料を同地で加工する「純・気仙沼産サメ革製品」の生産を開始する。7月からヨシキリザメのなめし皮製造を始めており、今後はサメ革製品の内製化も進める。同社の村田進専務が会長を務める「サメの街気仙沼構想推進協議会」では、販売方法なども検討していく。
 日本で流通するサメの9割近くが揚がる気仙沼は、加工業者も集積するサメの街だ。ヒレはフカヒレ、肉はねり物、骨は健康食品やサプリメントへと、余すことなく使い尽くす。皮はゼラチンに利用されるほか、牛など動物性皮革と同様に、革製品の素材にもなる。
 サメ皮に特有のウロコは、ヤスリやおろし金の原料になるほど硬く鋭い。除去加工した皮は柔らかくなり、肌触りがよい。村田専務は「魚なので毛穴がなく、キメ細かな素材はほつれにくい。水生生物のためか、水にぬれても型崩れしない」と特徴を話す。
 丈夫なうえ、使い込むほどツヤが出て味わい深い色になることから、村田専務は名刺入れやスマートフォンのカバーなど普段使いの製品を主力に想定。ペンケースは市の成人式記念品として贈られた。[....]