東京五輪・パラ水産調達どうなる、必須ではない認証取得

2019年9月9日

 2020年東京五輪・パラリンピックの開催まで1年を切り、世界的な国際イベントを前に、水産業界では水産物の調達に関して高い関心が寄せられるが、実際のところは誤解をされたままの部分もあるようだ。改めて整理してみたい。

 五輪・パラリンピックの食材調達に関しては水産物の持続可能性が基準として求められている。このため、業界では海洋管理協議会(MSC)や水産養殖管理協議会(ASC)、マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)といった認証が必須ととらえている関係者も多い。

 ただ、実際に求めているのは①漁獲や生産が国連食糧農業機関(FAO)の「責任ある漁業のための行動規範」や関係法令などに照らして適切に行われている②天然、養殖ともに計画的に水産資源や漁場環境の管理が行われ、生態保全に配慮している③作業者の労働安全を確保している-の3項目だ。

 ただ組織委員会は認証を取得していないからといって基準を満たしていないとはいわない。では、ほかにどんな方法があるのか。一つは、水産庁が認める漁場改善計画や資源管理計画の実行がある。[....]