東京五輪へ持続可能な水産を論議、新宿でシンポジウム

2017年10月30日

幅広い連携が持続性を推進すると指摘されたトークセッション

幅広い連携が持続性を推進すると指摘されたトークセッション

 「魚から考える日本の挑戦2017」をテーマに、「東京サステナブルシーフードシンポジウム」(主催・日経エコロジー)が27日、東京・新宿で開かれた。2030年を目標とした国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現や、20年の東京五輪・パラリンピックに向けた水産物の持続可能性について議論し、企業、行政、非政府組織(NGO)の連携や、意識変革の必要性などが指摘された。
 午前のセッションでは、米モントレーベイ水族館のマーガレット・スプリング副館長、イオン、日本生協連、西友など流通小売業界代表、パークハイアット東京のトーマス・アンゲラー総料理長が講演。タレントで東京海洋大学客員准教授のさかなクンが参加した対談やトークセッションも行われた。
 スプリング副館長は「科学をベースにした官民の連携が必要」と指摘。日本には「アジアにおける持続可能な漁業のリーダーになってほしい」と期待を寄せた。
 イオンの三宅香執行役は、水産物の持続可能性を追求する狙いを「次世代に豊かな水産物と魚食文化をつなぐこと」と、アンゲラー総料理長は「18年末までに料理に使う水産物の50%を責任ある供給源からの調達に切り替える」などの方針を説明した。[....]