東京で漁師リクルート、仮想動画やシェアハウス紹介も

2017年2月1日

クリックで画像を大きく表示します

揺れるハンモックに座って映像を見ると船上作業の臨場感を体験できる

 宮城・石巻で漁業就業を考える人に向けたリクルートフェアが1月29日、東京・千代田区のYahoo!JAPANコワーキングスペースで開催された。来場者には360度カメラで撮影した動画で漁業の仮想体験をしてもらい、シェアハウスを使った短期間の現地体験も紹介するなど、担い手確保のきっかけづくりに新たな仕掛けを投じた。

 石巻市が主催し、同市「水産業担い手センター」を運営するフィッシャーマン・ジャパンが企画した。全方位を撮影できるカメラで収めた動画は、刺網とカキ養殖。専用のゴーグルかけて見ると、前後左右、上下どこを見ても船上作業の真っただ中で、自分がその場にいるような感覚になる。ガラガラとロープを巻き上げる音や、洋上を再現したような揺れる席が臨場感を増し、好評だった。

 来場者は首都圏に住む10~20歳代が多くを占めた。一般的な漁業就業者フェアの手法と合わせ、就業希望者のためのシェアハウスや会社寮に泊まる「お試し体験」も積極的に紹介した。見知らぬ土地で初めての仕事をするハードルの高さを取り除くことで、「1週間くらい行きたい」「待ってます」と即決する場面も見られた。付き添いの父親は、「ちょっと体験できる体制はありがたい。寮やシェアハウスなど、一人にならない環境も親として安心」と、説明を聞く高校1年生の息子を見守った。[....]