札入れに熱気、福島沿岸試験操業の入札制度復帰1カ月

2017年5月1日

小名浜魚市場A棟の入札。入札制度が復し想定していた運用が始まった(福島県魚連提供)
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小名浜魚市場A棟の入札。入札制度が復し想定していた運用が始まった(福島県魚連提供)

 福島県沿岸で平成24年6月から行われている試験操業。北部の相双地区と南部のいわき地区で今春から全国で最も厳しい放射性物質のスクリーニング検査体制を維持しつつ、東日本大震災前と同じ入札制度に復帰して1か月。産地仲買人による札入れは熱を帯び、浜が、にわかに勢いづいている。
 「試験操業の回数を増やしてほしい」。そんな声が強まっているのは相双地区だ。入札制度復帰の話が具体化する前は、非常に少ない漁獲量でも需給バランスが均衡に近づき、浜値は弱含んでいた。主力の底びき船の水揚げは週2回を維持。魚種ごとに漁獲量を抑えて操業し、魚価の低迷を防いできた。
 仲買人の組合に集約した販売体制から今年1月、まず仲買人ごとの販売体制に移行。3月に入札制度が復活すると、当初の予想より多くの仲買人が浜に姿をみせた。相場は強含み、多くの漁獲を求める声が増加。5月初旬にかけて底びき網漁は週3回に増やすことがほぼ内定した。[....]