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最後の調査捕鯨4隻が鮎川を出港、商業再開へ情報収集

2019年4月5日

調査船を見送る関係者 

 北西太平洋のミンククジラの生息状況を調べる最後の調査捕鯨が4日、宮城・鮎川港を拠点に始まった。群れの北上に合わせて5月に青森・八戸沖、6月には北海道・網走沖に拠点を移し、ミンククジラを最大で127頭捕獲し調査する。日本は昨年末に国際捕鯨委員会(IWC)の脱退を発表、今年7月から商業捕鯨を再開するため、最後の調査捕鯨になる。

 調査は2017年から開始された国の「新北西太平洋鯨類科学調査計画」の一環。従来から群れの年齢構成や性成熟の度合いなど、ミンククジラの再生産性の把握に主眼を置いており、商業捕鯨再開に必要な情報を科学的・多角的に収集する。

 特に今回は解体調査のほか、目視探索、餌環境調査などにも取り組み、分布状況や年齢構成などの生態を把握し、7月に再開する沿岸商業捕鯨の資源管理体制を構築する。

 この日は、石巻市、千葉・南房総市、和歌山・太地町の小型捕鯨船4隻が関係者に見送られて出港した。4隻が調査を担当するほか、宮城県の調査船も協力し、クジラが好んで食べるイサダ、コウナゴ、メロウドなどの分布状況を調べる。

 4日に行われた出港式では、捕鯨関係者や地元市民ら約100人が出席した。[....]