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昨年の水産物貿易、輸入1・7兆円回復し輸出近年最多に

2018年1月31日

 財務省が30日に発表した2017年12月の通関統計によると、水産物は輸入・輸出とも年間実績で大きく改善した。輸入は国際価格高騰で調達コストが膨らみ、過去3番目の年間1兆7000億円台を回復。輸出は10年ぶりに60万トンに迫り、金額も近年最多に並び増加曲線を描いている。

 水産物輸入は最終的に245万5785トン、約1兆7600億円となった。前年と比較して数量は3・8%増え、金額は10・5%急増した。近年、原料主体から海外加工地での付加価値製品の輸入比率が高まっていることに加え、多国間競争が激化して調達リスクが拡大したことが伸びを抑える結果となった。それでも国内の原料不足を補完する形で回復し、年間では年ぶりのプラスに転じた。

 輸出実績は59万5354トン、2746億円となり、前年と比較して数量で10・8%、金額は4・1%いずれも増加した。60万トンにわずかに届かなかった。00年以降では61万トンを超えた07年に次ぐ2番目のボリューム、。金額も15年の2755億円に続き、ほとんど最多に並んだ。

 サンマや秋サケなどが不漁で急減する一方で、サバやイワシが後半に向かって急増し、輸出全体を押し上げた。12月には8万トンを超えて、近年10か年で月間最多を記録したほど勢いづいている。[....]