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早急にサンマ数量管理、NPFC会合で水産庁次長訴え

2019年7月17日

8か国・地域が参加したNPFCの年次会合

 サンマやサバ、底魚など北太平洋公海の水産資源を管理する国際機関「北太平洋漁業委員会(NPFC)」の第5回年次会合が16日、東京・港区の品川プリンスホテルで始まった。18日まで。2017年から2度にわたり日本が提案してきたサンマの乱獲を防ぐ数量管理の導入提案に、昨年反対した中国とバヌアツの合意を得られるかが焦点になる。

 年次会合開催を前に4月のNPFC科学委員会は、サンマ資源を「17年の資源量が1980年以降で最低」と指摘し、「さらに保存管理措置を強化すべきだ」との統一した評価を下している。

 昨年の年次会合で漁獲枠の導入に反対した理由を、中国は「資源評価に明確な科学的根拠がない」と主張したが、同科学委には中国の研究者も参加している。16日のNPFC開幕式で開催国を代表してあいさつした水産庁の保科正樹次長は「漁獲数量管理導入に向けた環境づくりが整った」と強調。

 「NPFCには沿岸国の漁業の存続にも配慮しながら、条約水域と沿岸国の排他的経済水域(EEZ)間で、一貫性のある管理措置を採択する責任を有している」と強調。漁業資源の持続的利用に向け、早急に適切な資源管理の導入と実施を訴えた。[....]