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日水子会社が福吉魚類とブリミーのブリ養殖事業買収

2019年5月8日

 日本水産は7日、子会社のファームチョイス㈱(本社・佐賀県伊万里市、内山義弘社長)が熊本県天草市でブリ、マグロなどの養殖を行う福吉魚類㈱と加工を手掛ける㈱ブリミーの事業を取得したと発表した。ファームチョイスは配合飼料の製造・販売および養殖魚の買い付けを行っていたが、2社の事業取得に伴い養殖加工部門を新設する。

 ファームチョイスは自社で製造した養魚用配合飼料を養殖事業者に販売し、その飼料を与えて育てたブリ類やマダイなどの養殖魚を仕入れて日本水産に販売。同社は卸売店や量販店に販売。日本水産は販売先を拡大させており、養殖魚の供給能力を十分確保することにした。ファームチョイスは独自の給餌システム「アクアリンガル」の用途拡大や、養殖の高度化に向けた取り組みも進めている。

 ブリミーは1988年11月設立。福吉魚類で養殖するブリやマグロの加工、販売を手掛け、業界に先駆けて2000年にはブリの米国向け輸出に必要なHACCP認証を取得。03年に欧州連合(EU)向けのHACCPも取得。輸出事業も柱とすることで、販売を拡張した。

 福吉魚類は1975年設立。一時養殖ブリを25万尾、カンパチを2万尾生産していたが、今年4月時点での2歳魚の在池尾数はゼロだったという。日本水産のグループ会社となることで養殖尾数の増大、価格の下落を懸念する声あるが、事業が継承されることへの安堵(ど)の声の方が強い。[....]