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日本海北部スケソウ「資源再建計画」策定、TAC同量 

2019年1月31日

  スケソウ日本海北部系群2019年漁期の漁獲可能量(TAC)漁業者説明会(北海道主催)が29日、札幌市内で開かれ、水産庁は同系群の資源状態について、改正漁業法に基づく「資源再建計画」の策定が求められるレベルまで悪化していることは確実として、新年度から資源再建計画の早急な策定に向けた取り組みを開始する方針を示した。改正漁業法の方向性を見据えた初の措置となる。資源評価で生物学的許容漁獲量(ABC)は若干増加したが、TAC増枠は望ましくないと判断。19年漁期は前年同様の6300トンを提案した。
17年の親魚量は5万8000トンと安定した幼魚の発生が見込まれるBリミット(15万5000トン)の37%しかなく、禁漁を提言されるBバン(3万トン)に近い状態。現状の管理を継続しても親魚量が10年内にBリミットまで回復する確率は38%とされ、回復しない確率の方が大きい。
 水産庁は「資源を早急に回復させるには、増加分を漁獲でなく資源の回復に回すべきだ」と考えた。
 19年漁期TACは、増枠した場合①資源回復の遅れのしわ寄せを将来の漁業者が負担する②現場に混乱をもたらす-との理由から、前年同様の6300トンに設定したいとの方針を示した。[....]