日本水産の養殖①/刺身で食べられる頴娃「白姫えび」

2017年7月20日

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 日本水産はバナメイの陸上養殖やカンパチ養殖会社の設立など、新しい取り組みを次々と始めている。7月上旬に開催した専門紙の記者による現地ツアーでは、国内でもまだ数例目という鹿児島県の陸上養殖バナメイエビの養殖場を視察した。

 もっちりとした生食ならではの食感と歯応え、エビ特有の甘み。加熱して食べることが一般的なバナメイだが、同社が陸上養殖で育てた「白姫えび」の刺身は、十分なおいしさに仕上がっていた。

 鹿児島県の薩摩半島の南端、南九州市頴娃(えい)町。今年の2月には初出荷。「高級中華料理店では、高い評価をいただいている」(小林雄二副執行役)といい、すでに販売を始めている。

 同社のバナメイ養殖では「閉鎖式バイオフロックシステム」を導入。水槽内の微生物が水質を浄化し、防疫体制も確立できる。国内では水族館などのみで、大規模な事業ベースでの取り組みは少ない。

 親エビは米国・ハワイのコナベイから輸入。稚エビ用水槽で20日程度かけて約1グラムまで育ててから、育成用水槽へ移動させる。ふ化から約4か月かけて有頭で20グラムサイズまで育てて出荷。[....]