日本水産の海面養殖給餌システム、「地方発明賞」受賞

2016年10月21日

海面に設置されたアクアリンガル

 日本水産の特許である海面養殖給餌制御システム「Aqualingual(アクアリンガル)(R)」が公益法人発明協会による地方発明表彰の特別賞(鳥取県知事賞)を受賞した。

 受賞したのはニッスイ中央研究所大分海洋センターのチェン・ウェイミン氏と中央研究所の三星亨氏が発明した「養殖魚の給餌方法及び給餌システム」で、特許取得の「Aqualingual(アクアリンガル)(R)」。連結子会社の弓ヶ浜水産で行われている養殖ギンザケ「境港サーモン」の養殖現場(鳥取県境港市)で、すでに実用化されている。

 海上イケスにおけるギンザケに自動給餌を行いながら、疑似餌を引く動作に基づいた自発的な摂餌が行える。魚の自発的な摂餌と自動給餌を組み合わせた装置により、食欲に応じた給餌量の管理が可能で、高い成長を達成しながら、飼料の食べ残しによる環境への負荷を減らし、ギンザケにとって最もよい育成方法を実現している。インターネットを活用して、天候や水温、溶存酸素濃度などの養殖環境、魚の空間分布を継続的に解析することができるため、養殖魚に餌を与える時間、量、間隔などを遠隔で調整することが可能。養殖分野におけるIoT利用の成功例とも評価される。

 表彰式は11月2日、島根県松江市で行われる。[....]