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日本水産が国内初マサバ循環陸上養殖、23年事業化へ

2019年4月4日

マサバの循環式陸上養殖施設外観の完成予想図

 日本水産(的埜明世社長)は3日、連結子会社の弓ヶ浜水産(本社・鳥取県、竹下朗社長)と日立造船(本社・大阪市住之江区、谷所敬社長)との3社で、国内初となるマサバの循環陸上養殖の共同開発を行うと発表した。2023年4月から事業化を目指す。

 日本水産と弓ヶ浜水産が保有するマサバ養殖の知見に、日立造船が保有する水処理技術を組み合わせる。循環式陸上養殖システムは地下海水の利用と日立造船の水処理技術を活用した循環水処理により、水温や水質を人為的にコントロールし、マサバの成育に最適な環境を保つことが可能となる。外海の海水を使用しないため、アニサキスなどの寄生虫や魚病のリスクが低減され、自然環境に左右されないマサバの安定供給が期待される。陸上養殖は、鳥取県米子市に敷地面積約6500平方メートルに飼育用水槽8基、出荷用水槽2基で約2700トン規模の水槽を想定、循環水処理設備一式を設置する。

 共同開発を通してシステム全体をパッケージ化。コストを抑えつつ、競争力のある陸上養殖システムを構築し、国内での循環式陸上養殖の産業化を目指す[....]