日本の存在感急低下、カナダ産エビ・カニ日本向け1~2割に

2016年6月13日

回転寿司などで人気のあるカナダスポット

 海外の水産物の買い付けにおける日本の存在感がますます薄くなっている。5月から漁が始まったボタンエビの一種、カナダスポットは、かつて水揚げの8割が日本向けといわれていたが、中国の台頭で今や1~2割との見方が強い。ズワイガニやロブスターも米国や中国を消費の主な舞台としており、日本は「蚊帳の外」ともいえる状況に陥っている。
 カナダスポットは5月にスタートし6月末ごろまでが漁期。年間の水揚量は1000~1500トン程度とされる。今期は昨年よりも3割程度少ない伝わっており、浜値も上昇傾向にある。
 数年前から大型サイズを中心に中国向けの輸出が増え、昨年あたりは過半数が中国に振り向けられているとされる。米国でも力強い消費が続いており、キロ40ドル程度でも契約されている。一方、主力だった日本向けは漁獲全体の1~2割まで落ち込んでいるとの見方。買い付け力の低下が理由だ。[....]