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日戻りマダラを翌朝販売実でブランド化、宮古のトクエ

2016年9月20日

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トクエが製品化した「日戻りマダラフィレー」の下処理作業

 鮮魚出荷・水産加工のトクエ(徳江信春社長)は、死後硬直前の高鮮度マダラをフィレー加工し、翌朝には東北6県で販売できる体制を整えた。夜明け前に出港する漁船が、午後も開場する市場へ帰港する宮古特有の環境を最大限に活用した。「宮古港日戻りマダラフィレー」の名で商標登録を準備中で、早くも「“日戻り”ない?」と名指しでせかされるほど高い評価を受けている。
 宮古を主要水揚げ港としマダラを狙う沖合底びき網漁船は、午前2~3時の出港後、早い船で午後1時ごろに帰港する。午後の入札に間に合えば同日中に取引され、陸送で県外へと運ばれる。市内の業者が仕事を始めるには中途半端な時間のため翌朝に回されることが多い。徳江社長は「鮮度劣化が早いマダラを、宮古は死後硬直もしていない状態で手に入れられる。『翌朝の仕事』で他産地並みの鮮度にしてはもったいない」と、9月にドイツ製の専用機を導入。一時間に最大マダラ1200尾をフィレー加工でき、午後7時30分を最終便とする出荷ルートに間に合わせた。
 サンプル出荷を始めると「こういうタラが欲しかった」。腹骨も除去してあり、特に量販店を顧客にもつバイヤーからの評価が高い。「宮古港日戻りマダラフィレー」の名称でブランド化も進めている。[....]