[1048]日・ロ漁業合同委員会第34回会議の結果について

2018年3月8日

 「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定」に基づく日ロ漁業委員会は、毎年、日本とロシアの200海里水域における双方の漁船による漁獲に関する条件などについて協議しています。

 今年の会議は昨年11月27日から12月6日まで、モスクワにおいて開催されました。

主な結果は次のとおりです。
 (1)漁獲量
 ロシアの200海里水域では、日本漁船は主にサンマ、イカ、マダラなどを漁獲しています。日ロ双方の200海里水域における相手国漁船の漁獲割当量などの操業条件については、最近の北太平洋における漁場形成の状況に照らして、合理的な条件となるよう、協議が進められました。
 その結果、日本側漁業者の要望を踏まえた漁獲割当量を確保するとともに、受入可能な範囲の協力金等を負担することで実質的に妥結しました。
日本漁船の漁獲割当量など
 【相互入漁】6万5000㌧
 (主な内訳)サンマ 5万3020㌧ イカ 6188.25㌧ マダラ 1108.8㌧
 協力費 7億4980.1万円
 【有償入漁】1062.2㌧
 見返金 4112.2万円
(2)取締りの条件
 両国の取締当局の関係者が中心となって、両国の200海里水域で操業する漁船に対する取締りの方法について協議しました。日本側からは、日本漁船へのロシア人オブザーバの乗船方法の変更により操業上の支障が生じていることなどを特に指摘し、その改善の必要性を強調しました。
また、日本水域におけるロシア漁船の操業トラブル防止のためロシア側に通訳を確保するよう要求しました。その結果、ロシア側は通訳の確保について必要な措置を講じることを表明するとともに、両国による取締は、漁船の操業に支障のない形で行われることで双方の意見が一致しました。
 (3)調査協力
 このほか、日ロの研究機関が参画して行われる両国水域に存在する水棲生物資源に関する調査協力について議論し、サンマ、マサバ、マイワシ、鯨類などの生態学および数量動態に関する調査など様々なテーマの調査協力計画が採択されました。
 この計画に基づき、2018年に両国の科学者間による交流を中心とした調査協力が行われる見通しです。
(水産庁国際課)