新潟海洋高の「最後の一滴」イタリアンに、東京で紹介

2017年10月23日

「最後の一滴」を手に阿部料理長(中央)と 佐藤さん、松井さん

「最後の一滴」を手に阿部料理長(中央)と 佐藤さん、松井さん

 新潟県立海洋高校(久保田郁夫校長)が開発したサケの魚醤「最後の一滴」を使ったイタリア料理と同校の取り組みを紹介する発表会が18日、都内のインターコンチネンタル東京ベイで行われた。
 同校の食品科学コースは、能生川を遡(そ)上する産卵期のサケを使用した魚醤を2013年に開発。その後糸魚川市やOB会の協力を得て工場を設置し、生産を拡大。今では国内だけでなくマレーシアへも販売を始めている。今年8月には海洋立国功労者内閣総理大臣賞を受賞した。
 松本将史食品科学科教諭は「産学官連携の取り組みであっても利益を出していくことが大切。地方の活気を維持し、子供たちを育てていきたい」と意義を語った。来年度にも専業の会社を設立し、販路をさらに拡大させる計画。
 食品科学科3年の佐藤愛子さんは「今まで廃棄されていた食材が生まれ変わって新たな商品になり、徐々に扱いも増えている。後輩がこの取り組みを続けられるようがんばりたい」、同じく松井胡桃さんは「学校に行くことがとても楽しい。マーケティングに取り組む生徒が増えてほしい」と意欲。
 発表会で同ホテルのイタリアンダイニング「ジリオン」の阿部洋平料理長が考案し、同校で養殖しているオニオコゼやなどの食材を「最後の一滴」で仕上げたメニュー7品が振る舞われた。[....]