新取締船「はやたか」が竣工披露、兵庫県の操業秩序守る

2016年9月9日

はやたかを前に関係者がテープカットし竣工を祝った

はやたかを前に関係者がテープカットし竣工を祝った

 兵庫県の新漁業取締船「はやたか」(40トン)が完成し、7日、垂水区の神戸市立水産会館および神戸市垂水漁港で披露式が行われた。県内の水産関係者をはじめ、大阪、和歌山、香川の近隣3府県の行政担当者や海上保安庁などから約100人が出席、新船の竣工を祝った。

 兵庫県農政環境部の新岡史朗部長が「任務とする県下瀬戸内海海域には大阪湾、播磨灘、紀伊水道と広範囲にわたり数多くの好漁場がある。このため船びき網、底びき網、刺し網など多種多様な漁業が輻輳(ふくそう)して営まれている。新はやたかの機動力を生かし、漁業秩序の維持、水産資源の保護、漁場利用の適正化を図っていきたい」と語った。

 長島浩水産課副課長が新船建造の経過および概要を報告。「新船では巡航速度が旧船の32ノットから35ノットになり、より早く、より安全に現場に到着できる」と説明した。

 来賓として水産庁瀬戸内海漁業調整事務所の取香諭司所長は「最新鋭のはやたかの竣工によって、これまで以上に漁業秩序維持体制の強化が図られることは、資源管理強化を進めている中で時宜を得たもの」と大きな期待を述べた。JF兵庫漁連の田沼政男会長は「漁業の秩序維持や安全操業のほか水産資源保護・育成、漁場の適正利用が図られるようお願いしたい」と語った。[....]