新ブランド完全養殖スマ「媛貴海」初出荷、JF愛南

2017年5月12日

テープカットする立花組合長(右から3人目)と中村知事(その左)

テープカットする立花組合長(右から3人目)と中村知事(その左)

 愛媛県がブランド化を進めるスマ「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」の完全養殖魚の初出荷式が9日、JF愛南漁協で行われた。中村時広知事も駆け付け「完全養殖魚版 媛貴海」のデビューを祝った。

 立花弘樹組合長は「2年の試験養殖期間を経ていろいろなことが分かってきた。完全養殖が可能になり、安定的な供給体制が整った。県でも水産センターの研究に予算を確保する方向で取り組んでおり、平成35年をめどに年間5万~6万尾を出荷できるようにしたい」と展望を語った。

 出荷式では立花組合長が出荷梱(こん)包のデモンストレーションを行い、県内の飲食店に向けて発送。立花組合長、中村知事、武岡英隆愛媛大学南予水産研究センター長らがテープカットを行った。

 完全養殖による供給が可能になったことで、今後は魚体が大きくなる優良魚を親として残す「選抜育種」にも取り組んでいく。

 県では3年前からスマの養殖に取り組んでおり、2年前には1万7000尾の稚魚を沖出しし、昨年は2000尾程度を水揚げした。今年は1万尾程度の出荷を見込んでいるという。[....]