屋台「泳ぎ寿司」、不思議体験話題の五感で楽しむ寿司

2016年12月5日

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卓上の魚影が動き出す、最新技術を駆使した不思議体験が味わえる「泳ぎ寿司」

 ネタが魚に戻って泳ぎ出す-。そんな不思議体験を楽しめる屋台「泳ぎ寿司」が各地のイベントなどに出没し、話題を集めている。店は木製の組み立て式で広さ約40平方メートル。意味ありげに魚影が描かれた真っ青なのれんをくぐると、店内は薄暗く落ち着いた雰囲気。8メートルほどある横長のカウンターに椅子が8脚置かれ、その奥でベテランの板前2人が自慢の腕を振るう。
 ここまでは一般的な寿司屋と変わらない。だが、法被姿の店員の案内で席に着くと、卓上には静かに揺らめく水面の映像。手をかざすたび、波紋が幾重にも広がっていく。
 注文は不要。どの客にも宮城県石巻産のマサバ、ギンザケ、スルメイカの3種だけを握る。寿司が卓上の水面映像に置かれると、今度は大きな魚影が出現。つまみ上げるとネタが元来の姿形、色彩を取り戻し、店の奥へと勢いよく泳ぎ去る。間髪入れずに奥の壁のスクリーンが上映を開始。約3分の短編アニメを通じて、漁場や漁法を含め、素材の由来を分かりやすく解説する。「ゴボッ、ゴボッ」と効果音が流れ、海の中にいるかのような雰囲気。五感で新鮮な寿司の醍醐(だいご)味を楽しめる。
 店を運営するのは石巻市。石巻魚市場を経由した産品の安全性をPRするため、寿司店を模した斬新な体験型アトラクションを開発、昨年春デビューした。さまざまな不思議体験の提供には「最新のプロジェクションマッピング技術、モーションセンサーなどが活用されている」という。[....]