小池都知事が築地を視察、「一日も早く結論」表明

2017年1月13日

生鮮マグロ卸売場を視察する小池百合子知事(左)。奥は伊藤裕康会長

 小池百合子東京都知事は12日早朝、築地市場を視察した。年末の公開ヒアリングでの築地市場協会(伊藤裕康会長)ので要望に応える形で、鮮魚売場、生鮮マグロ卸売場、水産仲卸売場、青果卸売場の取引を見学、関係者と懇談に臨んだ。伊藤会長の「今年度中に(豊洲移転で)一定の判断を」との求めに、小池知事は「(中央市場の)“共同経営者”として、一日も早く結論を出す」と応じた。

 視察は、小池知事の豊洲市場の移転延期表明から134日たって実現。生鮮マグロ売場のセリの活気を間近で見、水産仲卸売場では本マグロに舌鼓を打つなど、築地の現場ならではの雰囲気を感じ取った小池知事は懇談会の冒頭、築地が老朽化と衛生事情など「築地の問題点を確認させていただいた」と振り返った。自ら示した「行程表にのっとり、しっかりとした判断をする。ともに歩んできた市場の皆さまと、将来を見据えて今後の方針を決める」と話した。

 懇談会では築地市場協会幹部ら3人が意見を述べた。伊藤会長は「安心、安定した気持ち、前向きな気持ちで仕事ができるようにしてほしい」と、改めて早期決断を要請。「前向き・建設的にとらえ、ともに努力して都民に(豊洲市場移転への)道筋を示してほしい」と訴えた。

 小池知事は、「消費者の安全・安心が重要。14日には地下水モニタリング最終回の結果が出るのでその内容を確認させていただき、移転の是非を含め判断材料としたい」と答えた。[....]