小池知事築地存続に前向き、PT豊洲併存の1次報告書

2017年6月15日

報告書を手にする小池知事(右端)と小島座長(その左)らPTの専門委員

報告書を手にする小池知事(右端)と小島座長(その左)らPTの専門委員

 東京・豊洲市場移転や市場のあり方を検証してきた市場問題プロジェクトチーム(PT、座長・小島敏郎元青山学院大学国際政治経済学部教授)は13日、小池百合子知事に第1次報告書を提出した。豊洲市場と築地市場の2市場併存に含みを残す内容に小池知事は「画期的アイデアをいただいた」と歓迎。「都民が注目する『築地ブランド』を大切にしていきたい」と築地存続に前向きな姿勢を示した。

 会議が終盤に、豊洲市場を市場外取引と他市場転送機能に特化した「IT+物流センター」、改修後の築地市場を卸-仲卸の市場内取引と観光機能を強化した「市場+食のテーマパーク」として、それぞれ異なる機能をもつ市場と位置付ける主張が浮上。2市場併存の可能性をにじませた。

 報告書を提出後、小島座長は「築地か豊洲かの議論をしていたが、同じものを置くのか質の違うものを選択するのかという問題だった」と、解説。現行の豊洲市場は「仲卸業者の存続に非常に厳しい市場」として、PTの結論が仲卸業者を最重要視する築地併存へと傾いた背景を話した。

 「築地ブランド」について「いわゆる『のれん』でとても価値あるものだ」と優先して保護する対象と位置付けた。知事が「合的判断」を下す前に「市場のあり方戦略本部」が吟味する。[....]