小型クロマグロ漁獲枠94%消化、沿岸残り110トンに

2017年3月8日

太平洋クロマグロ小型魚の漁獲状況(沿岸、3月6日現在)

 太平洋クロマグロ管理で小型魚(30キロ未満)の漁獲量が6日現在、3748トンとなり、日本の漁獲枠4007トンの94%に達した。沿岸漁業の漁獲量は1791トンとなり110トンを残すのみ。管理期間は6月まであり、水産庁は「4007トンは国際約束。超過分は翌年の枠から差し引かれる。緊張感をもった管理を」と、漁業者に呼び掛けている。

 水産庁は6日、九州西部ブロックに操業自粛要請を、定置網の共同管理ブロックに特別警報をそれぞれ出した。九州西部ブロックは漁獲量が736・8トンと漁獲上限743・7トンの99%を消化。定置網の共同管理ブロックは漁獲量が450・2トンと漁獲上限482・1トンの93%を消化した。これで定置網の共同管理を含む6ブロックのうち、1月17日付の太平洋南部・瀬戸内海と、九州西部に続いて3ブロックで操業自粛要請が出る状況となった。沿岸漁業の第2管理期間は昨年7月から今年6月までで、同漁業の枠は残り110トンのみ。「これから北海道や青森県の定置網で漁期を迎える。操業自粛要請が出ているブロックをはじめ、各道県で漁獲抑制が求められる」(水産庁)状況だ。

 太平洋クロマグロは中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の国際合意に基づき、一昨年から小型魚の漁獲半減措置を実施している。日本の漁獲枠4007トンは国際約束で、超過分は翌年の枠から差し引かれる。来年1月からは漁獲可能量(TAC)制度の開始が決まっており、国際約束の順守に向け数量管理の徹底が求められている。[....]