宮城養ギン石巻に5・5トン初水揚げ、高値入札相次ぐ

2017年3月14日

初水揚げされたギンザケを選別する石巻魚市場の関係者(13日午前5時)

 震災後6度目の出荷シーズンを迎えた宮城県の養殖ギンザケが13日、石巻魚市場で初水揚げされた。競合するチリ産の価格高騰、厳しい原料事情などを背景に「高値必至」とみられていたが、引き合いの強さは周囲の見立て以上で入札ではキロ1100~1000円台という超高値での応札が相次ぎ、生産者を「最高の滑り出し」と喜ばせた。

 石巻市鮎川で養殖に取り組む生産者1人。当日早朝にイケスから引き上げ、氷〆した約4500尾、5・5トンを水揚げした。サイズ別で1・5キロ上が0・9トン、1・0キロ上が4・6トンだった。

 一尾当たりの平均重量は1・3キロで、例年と比べ若干大きめ。多少バラつきはあるものの、漁場周辺の海水温は高めで推移しており、3月中旬現在、養魚の餌食い・成育はおおむね順調だという。

 注目の入札結果は、主体の1・0キロ上が1177~1000円で取引された。昨年の初入札(女市場)はすべてが活〆品で1400~1200円だったが、同じ氷〆(野〆)品が主体だった一昨年(812~805円)の水準は大きく上回り、開票されるたびにどよめきや歓声が上がった。

 石巻魚市場は「完全なご祝儀。今後の指標にはならない」としながらも、「高く評価されたことは素直にうれしい。浜値の安定・向上のため、関係者と努力したい」と決意していた。女川魚市場では22日から水揚げが始まる予定。出荷は8月上旬まで行われ県全体で1万2500トンの生産を見込む。[....]