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宮城産ワカメ初入札キロ1142円の高値、在庫薄反映

2019年2月15日

高値に拍車が掛かった宮城県産ワカメの初セリ

 「三陸わかめ」ブランドで知られる宮城県産ワカメの2019年初入札会が13日、全国のトップを切って気仙沼市内のJFみやぎ「わかめ流通センター」で行われた。落札価格(ボイル品・中芯抜き)はキロ平均1142円。並品主体の上場となったが、良品が多かった昨年(960円)を約2割上回った。買受人が「行き過ぎ」という超高値水準で在庫薄の深刻さを反映した滑り出しとなった。

 県北部地区の内湾で養殖された新物のボイル品64トンが上場された。高水温に伴う芽落ち被害の発生、降雨不足などによる生育不良が重なり落ち込みも懸念されたが、初入札を2週間近く遅らせたこともあり、昨年(60トン)を若干上回った。品質は「よくも悪くもない」(買受人)と渋めの評価。高水温と栄養塩不足の影響が出来栄えにも及び、実際に一部の浜を除いて中・下級品が多くを占めた。

 それでも買受人の“買い気”は旺盛。「信じられない」と驚かすほどの超高値応札が相次ぎ、開票のたびにどよめきが起きた。背景には近年の不作傾向に伴う慢性的な在庫薄があり、見送ったという買受人も「明らかに暴騰レベル。この水準が続けば商売できなくなる」と憤りの声を上げていた。

 JFみやぎによると海水温は低下傾向にあり、今後の上場は「品質の良化が大いに期待できそう」。[....]