宮城ギンザケ石巻に3・7トン初水揚げ、冷静応札発進

2019年3月13日

初水揚げされたギンザケを選別する魚市場関係者

 宮城県の養殖ギンザケが12日、石巻魚市場で初水揚げされた。加工原魚が不足し販売が低迷する環境の中、相場形成か注目されたが,常態化していたキロ1000円台の超高値札は皆無。900~700円台での落札が相次ぎ「実情に即した適正価格」と納得させる冷静な滑り出しをみせた。

 初水揚げをしたのは女川町尾浦で養殖に取り組む日清丸紅飼料系列の生産者1人。同日早朝にイケスから引き揚げた約3000尾、3・7トンを水揚げした。サイズ別で1・0キロ上が3・2トン、1・5キロ上が0・5トン、一尾当たりの平均重量は1・3キロだった。生産者筋によると、3月中旬としては例年より若干大きい。今冬は終始、海水温が高めに推移。海域によってバラつきはあるものの、全般に養魚の動き(餌食い)が活発で成長が進んだ。

 主体の1・0キロ上が950~790円。全量が活〆品だった昨年の初水揚げ(3月15日、女川魚市場)の価格1259~1200円を3割前後、同じ氷〆品だった一昨年(3月13日、石巻魚市場)の1177~1000円を1~2割下回った。1・5キロ上は770~760円で、こちらも昨年(1300~1279円)を約4割、一昨年(1100~1004円)を3割近く下回った。買受人は「これが妥当な水準」との反応。静かな雰囲気で淡々と進んだ。[....]