宮城ギンザケ初水揚げ、女川に3トン高値応札相次ぐ

2018年3月16日

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初水揚げされたギンザケを選別する女川魚市場関係者

 東日本大震災後7度目の出荷シーズンを迎えた宮城県の養殖ギンザケが15日、女川魚市場で初水揚げされた。厳しい原料事情などを背景に「高値必至」とみられていたが、引き合いの強さは周囲が見立てた以上。活〆処理された最高級ブランド「みやぎサーモン」が全量だったこともあり、入札ではキロ1200円を超す高値応札が相次ぎ、生産者を「最高の滑り出し」と喜ばせた。

 女川町飯子浜で養殖に取り組む生産者1人が、早朝にイケスから引き揚げ、活〆処理した約3・1トンを水揚げ。1・0キロ上が2・6トン、1・5キロ上が0・4トンだった。一尾当たりの平均重量は1・2キロと例年並みで、低海水温の影響はさほどみられず、餌食い・成育は順調だったという。

 入札結果は主体の1・0キロ上が1259~1200円。氷〆(野〆)された通常品主体だった昨年の初水揚げ(3月13日、石巻魚市場)の価格1177~1000円を1~2割上回った。跳ね上がった相場に、多くの買受人が「想像以上の水準」と驚き顔。入札結果が開票されるたびに、会場では大きな歓声やどよめきが起こった。

 女川魚市場では来週23日まで切れ目なく水揚げ。石巻は16日に水揚げを開始。8月上旬まで続き、県全体で約1万3000トンの生産が見込まれている。[....]