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宮城ギンザケ今期は1600トン減1万4400トンに

2019年2月28日

 宮城県産養殖ギンザケの2019年予想生産量は前年比1600トン減の約1万4400トンになることが27日までに判明した。イケスに搬入は3年連続で増えたが、育成開始直後に一部で斃(へい)死が発生。収束したものの被害が相当量に達したため、「まれにみる豊漁(高い成長倍率)だった前年を1割前後下回る」との見通しになった。出荷は来月中旬にスタートし、7月末まで行われる。

 JFみやぎが生産者らに対して実施した聞き取り調査によると、19年の生産体制は経営体60件(前年61件)、イケス226基(227基)で、イケスに投入された稚魚は延べ1310トン(1199トン)、尾数ベースで807万尾(732万尾)だった。稚魚は重量ベースで約9%、尾数では約10%増加。背景には需要増大に伴う浜値高騰があり、当初はそれに比例した増産が見込まれていた。しかし昨年11月にイケス投入開始直後、中部地区で斃死が発生。原因は高海水温とみられるが、研究機関の調査でもはっきりしていない。被害は全体で200トン近く、率にして15%にまで達した。

 残った健苗は1110トン程度で、近年の実績から想定した成長倍率(13・0倍)を掛けて予想生産量は1万4430トンと算出された。産地筋によると、今年は全般に「想定より伸び悩んでいる」。

 初水揚げについても昨年と同じく「来月中旬に行う考えの生産者がいる」という。[....]