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宮古市がトラウト養殖へ新年度試験開始、ホシガレイも

2019年3月6日

宮古魚市場(左)から見える白浜(上)の海にトラウトのイケスが設置される

 岩手県宮古市は、2019年度予算に養殖調査事業費を計上し、トラウトサーモン(トラウト)の海面養殖とホシガレイの陸上養殖に挑む。既存漁業を補完する新たな岩手県沿岸での魚類養殖の可能性を探る。JF宮古漁協(大井誠治組合長)に委託し、養殖ノウハウをもつ日清丸紅飼料(株)の協力で東日本大震災からの復興に取り組む水産加工業を含め水産業全体の活性化につながる養殖に育てる。

 トラウトは、宮古市の19年度予算案(現在、市議会に提案中)に計上されている「海面養殖調査事業」(1010万円)を活用。11月から宮古湾内の白浜地先に設置するイケス2基で10トンの種苗を養殖する。来年の春から初夏にかけ約2キロサイズにして2万5000尾を出荷する計画。全量を宮古漁協が運営する宮古魚市場に上場することで、「地元の水産流通・加工業も潤す仕組みの養殖」(大井組合長)を目指す。

 ホシガレイ養殖試験には陸上養殖調査事業(750万円)を活用。コンブやワカメ種苗を生産している同漁協の高浜水産研究センター内に養殖水槽を設置し、市内にある水産研究・教育機構東北区水産研究所宮古庁舎で生産されているホシガレイ種苗800尾を試験養殖する。1年から1年半の育成期間を経て、30センチ以上・約1キロでの出荷を目指す。[....]