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完全養殖「若ぶり」、日水が安定供給へ

2016年6月6日

完全養殖ブリの稚魚

 日本水産は、夏場でも身質のよい製品が提供できるとして好評の「黒瀬の若ぶり」の供給体制を強化した。人工種苗の比率を高めることにより、質、量ともに安定的な生産が可能となったためで、一部量販店では“完全養殖ブリ”として販売されるなど、需要の拡大が期待される。
 同社のブリ養殖事業の中核を担う黒瀬水産が「黒瀬ぶり」の養殖、出荷を始めたのは平成16年。天然モジャコを使って、宮崎県志布志湾で稚魚を育成し、幼魚になった段階で同湾内の鹿児島・串間にある漁場に移し、成魚にして秋ごろに出荷している。
 夏向けの商材として21年に登場したのが「黒瀬の若ぶり」。早期採卵した人工種苗によって生産されたブリで、ニッスイ中央研究所大分海洋研究センターと水産研究・教育機構の共同研究により開発された。成育環境のコントロールなどにより1~2か月早く水揚げ。夏でも肉質のよい「黒瀬ぶり」を提供している。[....]