太平洋マサバ16年生まれ卓越年級13年に次ぐ高加入

2016年11月10日

 資源回復しているマサバ太平洋系群の2016年級群の加入量が近年では卓越年級群だった13年級群(63億尾)に次いで高いことが分かった。8日に東京で開かれた太平洋広域漁業調整委員会で、水産研究・教育機構が資源調査の結果を報告した。

 水研機構中央水産研究所資源管理研究センターが9~10月に、常磐~道東沖から千島列島沖で中層トロールによる資源調査を行った。その結果、16年級群のCPUE(一網当たりの漁獲尾数)は00年以降で2番目に高かった。加入量は44億尾と推定され、昨年度の資源評価で想定された45億尾とほぼ同水準。00年以降では13年級群の63億尾に次ぐ2番目の高水準だった。

 調査における漁獲物の体長組成は主群の0歳魚(16年級群)で16センチが主体。13~15年に比べ若干小さいことが特徴的。30センチ台の3歳魚も多く、調査海域にはまだ13年級群の残存資源が濃いと推測された。

 マサバ太平洋系群は、主に太平洋北部水域の大中型まき網漁業が休漁などで漁獲努力量を削減。一昨年度からはIQ(個別割当)管理を試験的に実施し漁業実態に合った資源管理の姿を検証している。[....]