太平洋クロマグロTAC、香川水産庁次長に聞く

2015年12月1日

 水産庁の香川謙二次長は、太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)のTAC(漁獲可能量)管理導入について本紙インタビューに応じた。香川次長は、現行の自主管理から、定置網も含めた関連するすべての漁業に対し、強制力のあるTAC管理に移行することについて、「国際約束を確実に守るため」と説明。懸案となっている定置網漁業の管理についても、「現行管理の経験の積み重ねを踏まえ、数量管理に工夫する」とし、定置網もTACによる数量管理の枠組みに組み込んでいく考えを示した。

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 太平洋クロマグロ(以下クロマグロ)のTAC管理は、11月26日に開催された水産政策審議会資源管理分科会で示された。現行のTACとは一線を画すとして「クロマグロ型TAC」として、来年7月から試行を開始する。

 クロマグロへのTAC管理導入について香川次長は、「枠が守れないことはあってはならない」とし、国際約束を守ることの重要性を指摘。「今後、資源が回復すれば、枠を守れなくなることが予想される。その意味でも、操業を諦めてもらうよう公的に命令できる仕組みが必要」とした[....]