大阪湾育ち大粒カキ試食、サイファーが環境保全で養殖

2017年2月2日

クリックで画像を大きく表示します

子供の顔ほどに大きく育った大阪湾産のカキ

 大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム・コア(CIFER・サイファー、横山隆司理事)は1月28日、大阪府岸和田市地蔵浜の「みなとマルシェ」で大阪湾産養殖マガキの試食、お披露目会を行った。サイファーでは3年計画で「カキ養殖を通した水質浄化などの試験」を進めており、2年目の成果発表の一環。府民に森川海のつながりなど物質循環や環境をアピールするとともに、海から遠くなりつつある生活圏を「食」を通して、再度、海に近づけていく狙いだ。

 貝塚市二色の浜沖でカキ養殖試験に取り組む主体は小島養殖漁業生産組合(田中映治組合長)。4メートル×10メートル枠のイカダと20メートルのはえ縄で一昨年4月から300本、昨年4月から100本、一本当たりホタテ10枚(一枚当たりカキ20~30個)を懸垂。2年物のむき身で一粒30~50グラムと大きく育ったカキは、蒸し焼きと味噌汁にして約400人に試食提供された。

 横山理事は「大阪湾は海浜が減少、直立護岸なども多く、豊かな海の恵みを育む環境を考えた取り組みを進めている」と経緯を説明。「カキ養殖は植物プランクトンを取り込み水質浄化にも貢献、物質循環を通じた健全な生態系の維持につながる。カキは2年目を終えて大きく育った」と、満足そう。 田中組合長は「産学連携で豊かな海洋生物を育む大阪の海づくりを進めていきたい。カキの試食では多くの府民に喜んでもらえた。府民の声にも応えて、次の取り組みを進めていく」と抱負を語った。[....]