[1012]大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第24回年次会合の結果から

2016年3月24日

 今回は昨年の11月10日から17日まで、地中海のマルタにおいて開催されました大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第24回通常会合(年次会合)の結果についてお知らせします。

 今回の年次会合の主な結果は次のとおりです。

 1.メバチ

 ICCAT科学委員会(SCRS)において、メバチは過剰漁獲及び乱獲状態であるとされ、現在の総漁獲可能量(TAC)8万5000トン(我が国の漁獲上限は2万3611トン)の大幅削減及び浮魚礁(FADs)を使用したまき網漁船による小型魚の漁獲削減の必要性が指摘されていました。

 年次会合では、TAC削減の必要性については多くのメンバーが支持する一方、まき網漁船による小型魚漁獲の削減方法については、我が方が一定期間FADsの使用を禁止する区域をギニア湾の一部から大西洋全体に拡大すべきとしたのに対し、カツオやキハダを漁獲する為にFADsを使用しているメンバーはこれに反対しました。

 また、TACを削減するに当たり、各メンバーの漁獲上限を同じ比率で削減するのか、途上国メンバーに対して特別な配慮が必要か等について議論されました。最終的に、メバチのTACは2016年から2018年の3年間、6万5000トン(うち日本の漁獲上限は1万7696トン。我が国の2014年の実際の漁獲量は1万3700トン)とし、各メンバーの漁獲上限については沿岸途上国メンバーであるガーナについては10%の削減率とし、その他のメンバーについては同率の約25%で削減することが合意されました。

 また、FADs操業の制限については、従来通りの2ヶ月間とするものの、禁漁区を変更・若干拡大することになりました。

 2.大西洋クロマグロ
 大西洋クロマグロについては、2014年に合意した勧告に従って、東資源については2016年のTACを1万9296トン(うち日本の割当は1608.21トン)に増加させること、西資源については2000トン(うち日本の割当は345.74トン)のTACを2016年も継続することが確認されました。

 次回年次会合については、今年の11月に開催される予定です。

(水産庁国際課)