大和堆の違法外国船排除を、石川県の漁業者が長官に要望

2018年10月30日

谷長官(左奥)に要望する笹原組合長(その右)ら 

谷長官(左奥)に要望する笹原組合長(その右)ら 

 日本海大和堆周辺海域での北朝鮮漁船による違法操業問題で、JFいしかわの笹原丈光組合長、山下久弥JFいしかわ小木支所運営委員長、石川県能登町の持木一茂町長、自民党の馳浩衆院議員、西田昭二衆院議員らは26日、水産庁の長谷成人長官に取り締まり強化を求める要望書を提出した。
 現在、同県所属の中型イカ釣り漁船15隻は大和堆北方から武蔵堆南方海域で操業しているが、昨年を超える数千隻の北朝鮮船が日本の排他的経済水域(EEZ)に侵入し、操業を妨げている。
 笹原組合長は「(北朝鮮漁船に対する)放水、漁具の没収、立ち入り検査、拿(だ)捕など、より厳しい取り締まりを実施し、違法な外国漁船を排除してほしい」と訴えた。
 長谷長官は「17日に相当数の北朝鮮船がEEZ内に侵入し、日本漁船と遭遇した。水産庁も相当勢力の取締船を配備し、海上保安庁とも協力し、相当部分を排除した。今後も日本漁船の安全操業に向け、全力を尽くしたい」と返答した。
 要望後、笹原組合長は「10月に入り北朝鮮漁船が急増し、EEZの境界線上に2000隻ほどいた。スルメイカ資源が少ないにもかかわらず、北朝鮮漁船がたくさん入ってくる。国も懸命に排除しているが、昨年より状況が悪化している」と改めて現状を説明。行政サイドに対策を求めた。[....]