大分県指導セン水産研究部に大臣表彰、安全な養殖評価

2018年11月16日

安東副知事(中央)に受賞を報告する末吉部長(右)と福田主任研究員

安東副知事(中央)に受賞を報告する末吉部長(右)と福田主任研究員

 大分県農林水産研究指導センター水産研究部が、国が主催する「薬剤耐性対策普及啓発活動表彰」で農林水産大臣賞を受賞した。末吉隆部長が12日に大分県庁を訪れ安東隆副知事に報告した。抗菌剤の使用を最小限にする魚病対策活動が評価された。特にワクチンの普及は全国でも先駆けて実施したことで、魚病による被害額や治療薬の使用額の低減に貢献している。
 同センターは県内各地の病魚を診断し、治療薬の感受性試験で行った耐性の有無などの結果をデータ化している。対象魚や地域で異なる魚病耐性にも、効果のある治療薬を早期に判断し、治療や予防を手助けしている。
 漁業者との連携も密にしていたことで、2000年に注射によるワクチン投与が承認されると、県内利用は一気に広まった。03年以降は年間200万尾以上のブリ類にアルファ溶血性レンサ球菌症ワクチンが投与されたことが、安全な水産物の安定供給に寄与。ワクチン代を加算しても、「医薬品使用にかかる年間の経費は約4分の1に軽減された」と報告。漁業経営の負担軽減にもつながっている。[....]