噴火湾ホタテV字回復、渡島計画5万トンで高値も修正

2018年1月26日

 2月から本格化する噴火湾渡島地区6漁協のホタテ加工貝の水揚げ計画が出揃った。合計で5万1500トンと、1万トン未満に大減産した前年度(2016年10月~17年5月、9557トン)から「V字回復」を果たす見込みだ。昨年過熱した相場も下方修正に向かう。6漁協の役員や渡島地区の加工業者らが出席し、23日に函館市で開かれた会議で報告された。

漁協別では落部1万3000トン、森1万2000トン、長万部1万トンなど、いずれも前年度の3~10倍に増加する。前年度は耳吊(づ)り原貝の斃(へい)死と台風被害の“ダブルパンチ”を受け大減産したが、今期は原貝の生育が良好に推移したことから、1年で回復の見込みとなった。

 渡島に隣接する胆振地区・JFいぶり噴火湾漁協の加工貝水揚げも今期計画は1万㌧以上と不漁の前年度(約4300トン)から回復予定で、噴火湾全体では6万㌧台前半の水揚げが見込まれる。

 減産からの回復により、原貝価格は下方修正が必至だ。実際、すでに水揚げが始まっているJF森漁協の最近の原貝入札価格は200円前後と、年明けからスケソウの漁獲が増えてきたこともあって「冷静な水準」でスタートしている。[....]