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商業捕鯨再開で鯨肉扱い希望飲食店急増、多様な料理を

2019年7月2日

老舗専門店の樽一新宿本店で鯨料理を手に捕鯨再開を祝う客たち

 31年ぶりの商業捕鯨再開を受け、新たに鯨肉料理をメニューとして出す飲食店が出てきた。

 東京・田町のメキシコ料理店「アギーラ デ ペロ田町店」は1日から、クジラのタコスなど3品を商業捕鯨再開記念の特別メニューとして提供し始めた。畜肉の代わりに鯨肉を使用したタコスやレア感のあるステーキをサクラのチップで香り付けしたメニューなど鯨肉をメキシコ料理に取り込んだ。

 考案した葛西慎太郎チーフは「今回初めて鯨肉を扱ったがメキシコ料理に使えそうな食材だと感じた。メキシコ料理はスパイスを使うので鯨肉にも合わせやすい。今回は赤肉だけ使ったが、いろいろな部位を試したい」と手応えを語る。客の反応をみて「鯨肉料理のグランドメニュー化や料理数も増やしたい」(同)と意欲的だ。

 青森・八戸の水産高校出身の葛西チーフは小学校の給食でクジラ汁を食べ、高校時代は文化祭でクジラ料理を出した経験がある。久しぶりに鯨肉を食べ「そのおいしさに驚いた」という。「鯨肉は解凍と熟成が難しいが、その方法をきちんと習得できればいろいろな料理に使える素材」と話した。

 同店のほかにも横浜中華街の「清香園」や東京・四谷のイタリア料理「オステリア クロチェッタ」でも、クジラの特別メニューを揃えて提供した。[....]