商業捕鯨下関・釧路から一斉出港、捕獲上限は227頭

2019年7月2日

日新丸が出港し母船式商業捕鯨が始まった

 商業捕鯨が31年ぶりに再開し1日、日本小型捕鯨協会所属の沿岸捕鯨船5隻が釧路港から、沖合母船・日新丸と捕鯨船2隻が下関港から関係者が見守る中一斉に出港した。同日、水産庁は年内の母船式および沿岸の捕獲枠を発表。「100年後も資源に影響ない」と試算した227頭を捕獲上限に設定した。ミンククジラは母船式と沿岸捕鯨合わせて52頭(母船20頭、沿岸32頭)。母船式はニタリクジラ150頭、イワシクジラ25頭を設定した。いずれも捕獲枠は推定資源量の1%以下で、ミンクは今年の調査捕獲分と沿岸の定置網で混獲された分を差し引いてある。母船と沿岸それぞれ設定したがどちらかが枠を獲り切らなかった場合、合計枠内であれば余った枠を振り分けできる。排他的経済水域(EEZ)内捕獲可能量はミンク171頭、ニタリクジラ187頭、イワシクジラ25頭。

 31年ぶりの商業捕鯨再開に向け1日、母船式捕鯨船団(捕鯨母船・日新丸〈8145トン〉、捕鯨船・勇新丸〈724トン〉、第3勇新丸〈742トン〉)の出港式が下関市のあるかぽーと岸壁で盛大に行われた。操業主体である共同船舶㈱の森英司社長は「待ちに待った商業捕鯨の再開。期待と不安が入り混じるが、全社を挙げて一致団結し全力で取り組んでいく」と意気込みを語った。[....]