台風15号/JF九十九里、イワシ用など製氷所が崩壊

2019年9月25日

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断熱材なども剥がれ、庫内が見えるほど崩壊した九十九里製氷所の貯氷庫

台風15号により、千葉県九十九里町片貝漁港にある九十九里製氷所が崩壊した。JF九十九里漁協の小栗山喜一郎組合長によると、施設を支える鉄骨こそ無事だが「製氷・貯氷のすべてを交換せざるを得ない」とため息をつく。当面は銚子地区から氷を調達して対応するしかないが、現時点で再建のめどは立っておらず、先行きがみえない現状に不安を募らせている。

 施設の2階部分に設置された貯氷庫は、天井が崩落していた。製氷機がある3階との隙間に吹き込んだ風が、抜け切るよりも早く次から次へと押し入り、「行き場をなくし天井をたたきつぶす格好になったのではないか」と、小栗山組合長は原因を推測する。前浜は長い砂浜で背後に山がない九十九里は「昔から『いさな』(東南の方角から吹く強風)に弱かった」そうだが、今回は風速40メートル毎秒ものいさなが「3時間も居座った」という。

同製氷所は産業用製氷機メーカーのアイスマンと機械総合商社の東京産業が設置者となり、漁業者らに氷を販売、漁協が管理・運営を担う国内初の事業モデルとして、2015年に設置された。[....]