台風15号の爪痕深く、千葉水産基地の鋸南地区ルポ

2019年9月18日

強風を受け横倒しとなった漁船(鋸南町、勝山漁港)。

 9日に首都圏を襲った台風15号。特に台風上陸地となった千葉県では全域が長期停電や断水、強風などの影響で被災した。漁業・水産加工業にも深い傷痕が残った台風上陸から1週間が経過した16日、鋸南町の保田漁港と勝山漁港を取材した。

 至るところにブルーシートで屋根や外壁を覆った光景が目に入る。16日は再び豪雨に見舞われたが、祝日にもかかわらず漁業者や漁協職員は出勤して雨にぬれながら後始末に追われていた。JF鋸南町保田漁協(蛭田凖組合長)が事務所を構える保田漁港では上架中の漁船が横倒しになり、倒壊した電柱がみられ、被災の大きさがうかがえる。

 ▽安田地区/岡山から応援の電元車。

 冷蔵庫がある。そばには岡山から駆け付けたという中国電力の電源車が止まり、冷蔵庫に送電していた。復旧応援のため2日前から来たそう。電源車はほかにも千葉県内の各地で活動しているという。

 勝山地区に入った。JF鋸南町勝山漁協(平島孝一郎組合長〈JF千葉信漁連会長〉)事務所では2人の女性職員が関係先との連絡やデータの取りまとめなどに追われていた。[....]