台風15号、千葉県で漁業・水産加工に大きな被害

2019年9月12日

 首都圏に大きな被害をもたらした台風15号の影響で、上陸地点となった千葉県では11日午後2時現在44万戸が停電中で、水産関係にも甚大な被害が出ている。被害が大きい南部地区では冷蔵倉庫で保管中の加工原魚や製品への影響、係留中の多くの漁船転覆なども報告された。停電の全面復旧にはまだ時間がかかりそうで、関係者の不安が高まっている。

 暴風雨による倒木によって電線切断が各地で多くみられるほか、送電塔の倒壊などで停電が広範囲に及んでいるという。水産加工場では停電、断水などで稼働できないところが多く発生。詳しい被害情報は電話、携帯電話、ファクスなどが不通のためつかめていない。

 県やJF千葉漁連、千葉県水産加工連などは被災地の状況収集にあたっているが、漁具倉庫、漁協事務所などの陸上施設は外壁の崩壊、屋根のめくれなどが122か所、係留漁船の転覆や上架中漁船の横倒しなどが142隻、漁具、陸上施設関係の被害がそれぞれ2件、漁港被害10件で、全体で278件の被害が判明している。[....]