南部産直便で大槌町を発信、復興庁モデルチームが検討

2017年9月6日

第1回検討会であいさつする佐藤デジタルブックプリント社長

第1回検討会であいさつする佐藤デジタルブックプリント社長

 復興庁の「チーム化による水産加工業等再生モデル事業」に採択された異業種連携の取り組み、となりのNaMBUが実施を目指す「南部沿岸産直ライン便」の第1回検討会が4日、都内で開かれた。岩手・大槌などに水揚げされた水産物を、要望に応える形に加工し、情報通信技術(ICT)も活用して盛岡や首都圏に販売する取り組み。9月中には盛岡向けルートの試験を開始する。

 となりのNaMBUは、水産加工を手掛ける㈱デジタルブックプリント(大槌町)を中心に、県産農林水産物の産直を取りまとめる㈱秀吉(盛岡市)、集荷配送の㈱日配運送(矢巾町)、注文などでのICTを担う㈱コーポレートインパクト(大槌町)を構成員とする連携グループ。検討会では現時点での課題の確認、解決方法、将来展望などを探った。

 岩手県内でも沿岸部と内陸部では農林水産物の輸配送システムが確立されていないが、盛岡ルートはすぐにでも運用可能。今後検討する都内ルートは配送費用を算出中。専門家はマーケティングの難しさを指摘しつつも「大槌の価値(魅力)を正しく伝える」という基本姿勢を求める声が多く挙がった。少量多品種の未利用魚の活用、漁業・水産業プラスアルファの部分など多くの意見が寄せられた。[....]