南極鯨類科学調査船団最後の帰港、7月沖合商業捕鯨へ

2019年4月2日

下関港に帰港した日新丸

 「2018年度新南極海鯨類科学調査(NEWREP-A)」が終わり、3月31日に調査母船・日新丸(8145トン)など各船が山口・下関港に帰港した。クロミンククジラ333頭を捕獲、ザトウクジラに加えナガスクジラでも顕著な資源回復の傾向を確認した。日本は国際捕鯨取締条約(ICRW)脱退に伴い南極海での致死的調査は最後となり、7月から船団は日本沖合での商業捕鯨を行う。

 下関港には日新丸のほか、勇新丸(724トン)と第3勇新丸(742トン)が帰港。下関市と調査捕鯨母船「日新丸」下関寄港誘致協議会(会長・金子秀人林兼産業㈱会長)が主催し水産庁、日本鯨類研究所、日本捕鯨協会、共同船舶㈱が後援して帰港式を行った。前田晋太郎市長が約5か月の調査を無事に終え任務遂行したことに敬意と感謝を表明し、「7月から悲願だった商業捕鯨の再開となり、下関は母船式捕鯨の基地となり入出港がされる。子供たちへの鯨食文化継承、交流サイト(SNS)での情報発信なども行ってクジラの街・下関をアピールしていく。新たな捕鯨母船建造誘致にも取り組んでいく」と述べた。坂東武治調査団長は「南極海調査の中止は残念だが、引き続き商業捕鯨でも鯨類資源管理へ貢献していく」と決意を語った。[....]