南極海鯨類科学調査船団が下関に帰港、新母船建造へ実績

2018年4月3日

下関に帰港した調査母船・日新丸

 「2017年度新南極海鯨類科学調査(NEWREP-A)」が終わり、3月31日、山口県下関市の下関港に調査母船・日新丸(8145トン)など調査船団が帰港した。午前11時から市などが主催し水産庁、日本鯨類研究所、日本捕鯨協会、共同船舶㈱が後援して入港式を行った。

 前田晋太郎下関市長は無事に調査を終えたことを喜ぶとともに「調査は悲願の商業捕鯨再開に必要不可欠。市としても国の後押しになるように努めていく」と述べ、帰港を歓迎した。

 水産庁の山口英彰次長は「クロミンククジラ333頭の捕獲と非致死的調査の努力に感謝している。商業捕鯨再開を目指す方針が示されているが、国際捕鯨委員会(IWC)でも政府一体となって取り組んでいく」と語った。江島潔参院議員は「新しいマザーシップの建造についても永田町も一体となって取り組んでいく」と述べ、商業捕鯨再開へ一丸となって取り組む姿勢を強調した。

 日本鯨類研究所の藤瀬良弘理事長は「83日間の調査で所期の目的を達成し、南極海生態系の最新の情報が得られた」と調査完遂を評価。全日本海員組合の髙橋健二水産局長は「新母船建造に一歩踏み出せた気がするし、新船が必要である」と語った。調査船団を代表して坂東武治調査団長が謝意を述べるとともに「今期もさまざまな南極海生態系解明の調査ができた」と述べた。[....]