[1027]南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)第35回年次報告について

2017年1月26日

 昨年10月17日から10月28日まで、豪州のホバートにおいて、南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)第35回年次会合が開催されましたので、その結果の概要をお知らせします。

 南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)は、メロ、オキアミといった南極の海洋生物資源の保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関で、年1回開催される年次会合では、総漁獲可能量を始めとした対象種の保存措置などを決定しています。

 現在、本条約水域において、日本の底はえ縄漁船(1隻)がメロを対象とした操業を行っています。今回の年次会合には日本、豪州、ニュージーランド、韓国、中国、米国、ロシア、英国など、23か国およびEUが参加しました。我が国からは飯野建郎農林水産省顧問(政府代表)ほか、水産庁、外務省、(国研)水産研究・教育機構、国立極地研究所および漁業関係業界の関係者が出席しました。

 年次会合においては、2017年漁期(2016年12月1日~2017年11月30日)のメロおよびオキアミの総漁獲可能量(TAC)などが合意されました。

 まずメロについては、TACが1万838トン(前漁期は1万995トン)と決定されました。我が国漁船の操業が認められた海域のTACは、3979トン(前漁期は4135トン)と決定されました。また、現在閉鎖(操業禁止)されている海域において、メロ資源状態の調査を行うことを目的とする我が国の調査計画が、昨年に引き続き認められました。

 オキアミについては、TACが869.5万トン(前漁期同)に決定されました。また、ロス海に海洋保護区(MPA)を設置する措置が合意され、同MPA内の一部の海域における漁業の禁止などが定められることとなったほか、同措置の終了期間を35年とすることが盛り込まれました。(同MPA内での我が国漁船の操業はない)

 次回会合は、2017年10月16日から10月27日まで、豪州のホバートで開催される予定です。

(水産庁国際課)