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北太平洋公海マサバも隻数規制、NPFC委員会が合意

2016年8月30日

 東京・江東区で3日間にわたり行われていた北太平洋漁業委員会(NPFC)の第2回委員会会合が26日に終了した。北太平洋公海では近年、中国のマサバ漁船が急増しており、将来の資源を懸念する日本は、昨年の会合で採択されたサンマの規制「許可隻数を急増させない」をマサバへも拡大するよう提案。中国だけが強く抵抗したものの、「許可隻数を増加させないことを推奨する」で合意した。

 日本が提案するマサバの管理策に対し、中国は「サンマの場合、NPFC条約発効以前から資源の科学的分析を行っていた。マサバも資源評価ありきの措置であるべきだ」とし、いきなりの規制導入に難色を示した。中国以外の参加国は日本案に同調したが、最終的には「来年春に科学的分析のワークショップを開き、早期に資源評価を完了させる。それまでの間、マサバ許可船を増加させないことを推奨する」とした措置を採択した。

 「急増」の解釈では、条約水域で中国サンマ漁船の許可隻数が登録制が始まった今年2月に53隻で8月に63隻だが、中国は「漁船建造のタイムラグ」と反論。新規建造許可は発行しておらず「急増抑制を順守している」と回答。それも考慮した形で「増加抑制の推奨」の表現に落ち着いた。水産庁の長谷成人次長は「1隻でも増えたらNPFCの場で理由を問える内容」と説明した。[....]