北太平洋公海に中国偽装漁船が170隻、虎網などサバ船が急増

2015年12月22日

6000トン級の大型トロールもサバを対象に漁獲しているとみられる

6000トン級の大型トロールもサバを対象に漁獲しているとみられる

 日本の排他的経済水域(EEZ)に近接する北太平洋公海で操業する中国漁船の数が、今年度、170隻に達していることが、水産庁への取材で分かった。サバを対象に操業しているとみられる虎網船などが特に増え、11月以降は6000トン(国際トン数)級の大型冷凍トロール船なども出現。右舷と左舷で船名の異なる偽装船など、違法船とみられる漁船の操業も視認されている。

 水産庁の東光丸など漁業取締船が、日本EEZに隣接した北太平洋の公海水域で視認した中国漁船の数は、今年4月から12月7日までの累計で170隻となった。昨年度に視認された16隻の約10倍で、8月5日時点の100隻から、さらに70隻が増加したことになる。

 内訳は、虎網漁船が49隻、かぶせ網漁船26隻、灯火敷網漁船28隻、大型冷凍トロール(2そうびき)16隻のほか、サンマ漁船19隻、大型冷凍トロール船3隻、イカ釣り漁船10隻、運搬船19隻。この数字はあくまで視認できた船のみで、「実際の操業船は大きく上回る可能性が高い」(水産庁)と[....]